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共通テスト国語 短時間で点数を上げるテクニックを紹介【2024年度】

 私が共通テスト国語の対策で身につけたテクニックを紹介させていただきます。

 問題演習や模試では130~150点くらいしか取れていませんでしたが、本番は自分で決めたルールに従って168点取ることができました。

 

 

解く順番

古典から解くように推奨されることが多いですが、私は問題の順番通り(評論→物語→古文→漢文の順)に解きました。

 理由としては、古文漢文は出典によって読みやすさが大きく変わると感じたので、難解な文章が出されたときに時間を使って他の大問の時間を圧迫しないようにするためでした。

 

基本方針

 基本的には、消去法でなく正解だと言える選択肢を選ぶのが一番良いとは思います。

 正解だと言える選択肢とは、選択肢を読む前に自分で大まかに頭の中で作った解答と一致する選択肢のことです。

 しかし、迷う選択肢がある場合や頭の中で解答を作りづらい場合には、消去法が有力になると思います。

 

消去法の仕方

本文と異なる部分を探す

 私は、共通テストの国語は間違い探しのようなものだと思っていました。

 選択肢の誤答には、必ず本文と言っていることが異なる部分があります。選択肢を本文と照らし合わせて、一部でも異なる部分があればその選択肢は誤りになります。

 選択肢を選ぶ際、特に物語は、どうしても主観(私だったらこう思う)が入りやすいですが、主観は捨てて本文を根拠に選択肢を選ぶ必要があります。

選択肢を絞る際の注意点

 本文と照らし合わせて誤りだと判断した選択肢に印(/や✕)をつけて排除している方は多いと思います。

 その時私が気を付けていたのが、悩んだ選択肢については印をつけず、明らかに誤りだと言える選択肢しか排除しないことです。

 これは、見直しの際に、吟味すべき選択肢と吟味しなくていい選択肢がはっきり分かるようにするためです。

見直しの際の心理状況

時間配分の仕方

私が効果的だったと思うのは、1回目は悩む時間を極力減らしてスピーディーに解き、一通り全て解き終えた後の2回目に自信のない問題を吟味したことです。

 見直しのときに吟味することで、一度頭が整理された状態で再び本文や選択肢を見られるので、誤答に引っかかりにくくなりました。

具体的には、私は試験時間80分を
評論(20分)→小説(15分)→古文(15分)→漢文(15分)→見直し(15分)
のように割り振りました。

 しかし、共通テスト当日は見直しの15分で漢文の見直しを終えることができませんでした。実はこの戦法は共通テストの直前に考えついたので、模試などで見直しの時間配分を確認できていませんでした。

 注意点として、1回目にテキトーに解いていたのではありません。

 しっかり文章を読んだうえで、選択肢が1つに絞れない場合やパニックになりそうな場合に、保留にするか最も近い選択肢をとりあえず選びます。

 見直しの際、そのような問題に改めて取り組んだということです。

 正解だと自信を持って言える問題は見直す必要がないので、「問〇」のところを丸で囲んでわかるようにしていました。

 

設問を見るタイミング

 共通テストの国語は、大まかに言って、「漢字などの基礎知識を問う問題→部分的な内容を問う問題→全体を問う問題」という構成だと思います。

部分的な内容を問う問題については、設問を見るタイミングについても自分でルールを決めていました。

 というのも、先が気になって読み進めてしまい、前の方の記憶が薄れてしまうことがあったからです。

 私は、本文を読みながら傍線部に達したところでその設問を読み、再び本文に戻って設問に関係しているところ(長くても次の傍線部の前の段落)まで本文を読み終えた後、設問の選択肢を見て、回答しました。

 

まとめ

 共通テストは時間が短く1問の配点が大きいので、なるべく無駄を省いて正答率よく解こうとして以上のような解き方になりました。問題演習を重ねて間違いの原因を追求したから自分の解き方を確立できたのかなと思います。