東大二次試験(2月25日?)まで

あと

東大に落ちてしまった方へ、メンタルケアと今後の進路について

 今回は、東大受験で不合格になってしまった方への記事です。

 私は、昨年東大に落ちてから今まで様々なことを考えてきたつもりですが、その中で皆様も感じる(感じている)かもしれない苦悩やその緩和方法について書いていきたいと思います。一個人の意見として見てくださると幸いです。

 

 

不合格者の悩みの本質?

 私が受験を終えてから感じたのは、傲慢ですが「自分の努力が正当に評価された気がしない」ということです。

 大学受験は結果主義で、大学に進学したら、どんな受験勉強をしてきたかに関わらず、ほとんどの人が大学名だけでその人の学力を判断します。

 例えば、前期で東北大に合格した人と、東大に落ちて筑波大に進学した人とでは、前者の方が世間的な評価が高いと思います(あくまで例です。特定の個人を指して批判しているのではありません)。

 大学受験の構造上致し方ないこととはいえ、批判を恐れずに言えば、自分より勉強していないかもしれない人が自分より高い評価の大学に行くことが理不尽だと感じてしまっていました。

それを受け入れる覚悟がないなら東大に挑戦するなと言われるとその通りですが...

 私が東大に落ちた後インターネットを漁っていたのも、自分の努力を認めてくれるような言葉を探していたからだと思います。

 しかし、大学受験で社会的に認められる成果は「合格」だけであり、その唯一の成果を得られなかった以上、誰かに励ましてもらっても本質的な解決にはなりません。 

 皆様も同じように感じているかは分かりませんが、もし感じているならば、なるべく自分を他人と比較しないようにすることが大切だと思います。

 上に挙げた例からわかるように、自分の努力が評価されないという悩みは、大部分が他者との比較に起因しています。

 他の人の進学先を(意図せずとも)聞いてしまうことがあるかもしれませんが、「自分には関係ない」と言い聞かせることで少しは気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

大学を妥協して辛かったこと

 私は第二志望以下の大学に進学することになったので、ここからは私がこの選択をして悩んだことについて書きたいと思います。

 私が一番辛かったのは、(上から目線で申し訳ありませんが)レベルの低い授業や質の低い授業が多かったことです。

 補足すると、レベルの低い授業が多いのは、恐らく自分が東大不合格者の中でもかなり下の方の大学に通っているのが理由だと思います。東大でないなら授業のレベルが低いと言っているわけでは決してありません。

 もし貴方が自分と同じようなレベルの大学に通うことになっても、レベルの低い授業を我慢すれば、大学には充実した図書館があるので自ら成長する手段はあります。問題は学ぶモチベーションが保てるかどうかで、そこが一番大変だと思います。

 一方で、色々な人の話を聞くと、質の低い(わかりにくい)授業はどの大学にもあるようです(教授の本分は学生に教えることではなく、自分の研究をすることだから)。

 もし進学先でそのような授業に当たってしまっても、自分の通う大学がダメなんだと思うのではなく、大学はそういうものだと考えると良いと思います。

最後に

 不合格になってしまったら、失敗したことばかり思い出して自分を責めてしまうかもしれません。

 それでも、少しずつでいいので、ここまで頑張ってきた自分を認め、受け入れることも大切だと思います。受験勉強で残した記録(ノートとか)を見返してみるのも効果的かなと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました。