今回は共通テストを振り返ります。見てくださる方は参考程度にお願いします。
共通テストの得点開示方法
9月の共通テストの受験申し込み時に、成績通知書を請求するかどうか選びます。詳しい値を覚えていませんが、少し料金がかかります。
東大の場合、2次試験の開示で共通テストの合計点は知ることができるので、科目別の得点も知りたい方は申し込むといいと思います。
成績通知書が届くのは4月です。理不尽ながら、出願前には自分の点数を知ることができません。
受験者全体の成績
()内が昨年度の成績で、最低点がいわゆる足切りです。
総合的な振り返り
合計が763点で、東大受験者の中では平均的で、自分としては上出来でした(理Ⅱの足切りは711点)。
各科目とも目標の点数はしっかり確保できたので大けがを負わずに済みました。逆に、100点に近い点数をとれた教科がなかったので800点近くまで伸ばすことはできませんでした。
各教科の振り返り
地理
模試などでは60点前後を推移していましたが、直前の詰め込みで何とか70点をキープできました。地理は勉強してもわからない問題はある(と思う)ので、選択肢の絞り方を模試や過去問で研究して、解ける問題を落とさないことが大切だと思いました。
国語
模試では悪いと120、平均で140~150くらいでしたが、本番で自己ベストをとることができました。ぶっつけ本番で、1回目は早く解き、見直しの時間を15分とるという新戦法で挑みました。後の記事で詳しく書く予定です。
2023/09/16 追記:共通テスト国語のテクニックについての記事はこちらからご覧いただけます。
共通テスト【国語】 点数を上げるテクニックを紹介【2024年度】 - 東大落ちの受験記録
数学
前年に激難化していたため恐れていましたが、易しくなってありがたかったです。
混乱したり、計算が合わなかったりした問題は、一度見直してもわからなかったら飛ばし、時間を浪費しないようにしました。
英語
ある程度英語ができる人なら、英語は集中力勝負だと思います。
リーディングは必ず「問い」から読むようにしました(ただし「問い」の選択肢は本文を読んだ後)。「問い」を読むと、何についての話か、何を聞かれているのかをつかめるので、見通しが格段に良くなります。
リスニングは最初の2回読まれる簡単なところで、後の長い問題を先に下見していました。
化学
共通テストになってから安定して難しくなったと思います。悔しい結果になりました。しかし、共通テストの問題はいい問題が多いと思うので、大学の過去問を解く前、3年の夏休みなどに実戦感覚を養うために使うのもいいかもしれないと思いました。
物理
化学に比べたらとても解きやすかったです。しかし、途中で電気容量の文字Cと、電気量の単位C(クーロン)を混同してかなり焦りました。しっかり考えれば正解できた問題があって悔しかったです。
まとめ
化学、地理、数Bなどは一番最初のほうに解いた簡単な問題でミスをしてしまいました。やはり本番は緊張して焦っていたのかもしれません。簡単な問題なので見直しもおろそかになっていました。
また、丁寧過ぎてもダメ、かつ焦りすぎてもダメという気持ち面のコントロールは難しかったです。
100点を取らなければいけないわけではないので、解けない、計算が合わない問題に出会っても、一度見直す、後回しにするなどして冷静に対処すると良いと思います。
共通テストで自己ベストを出せたのは、いろいろなシチュエーションを想定し戦略を立てていたからだと思います。
共通テストはある程度戦略で点数を伸ばせると思うので、模試などを解いた後は間違いを分析し、よりよい戦略はないか常に考えてみるといいと思います。
長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。
2次試験の点数はこちらからご覧いただけます。