私は高校2年のときに初めて物理基礎を履修しましたが、学校の授業が全然わからないというクラスメイトが多くいました。
私もその一人で、公式の証明などはわかっても問題の解き方が全くわからず、先生の解説を聞いても理解できませんでした。
今回は、そのような私が物理を理解できるようになった方法について書きたいと思います。
- 物理がわからないとはどういう状態?
- 物理を克服した方法
- なぜ問題の解き方がわからなかったのか(教育者側の問題)
- なぜ問題の解き方がわからなかったのか(自分自身の問題)
- 物理は教師(教材)が大事
- 物理の初学者におすすめの参考書
物理がわからないとはどういう状態?
おそらく、物理がわからない人は
公式の意味や証明がわからない
という人と
公式の意味や、公式に数値を代入するだけの問題ならわかるけれど、少しひねった問題になると解き方がわからなくなる
という人の2パターンに分けることができると思います。
そして、物理がわからない人の多くは後者だと思います。私も私のクラスメイトも、多くが後者でした。ここでは、後者の問題に絞って書きたいと思います。
物理を克服した方法
私は、学校の授業で理解することは諦めて、初学者用の参考書で自分で勉強を始めました。
解説が豊富に書かれた参考書でなら、問題を一回で解くことはできなくても解説を読んで理解することができました。
さらに、問題を繰り返し解いて何も見ないで解けるようになったとき、授業で扱われた問題も解けるようになっていました。
なぜ問題の解き方がわからなかったのか(教育者側の問題)
私が学校の授業を理解できなかった主な原因は、申し訳ないですが先生が言葉を端折り過ぎていたためだと思っています。
授業だと説明がその場その場で話されるので、どうしても文の要素(特に主語)や、根本的な部分を省略してしまうときがあります。
先生は既に物理を十分に理解しているのでその説明でも足りると考えると思いますが、初めて物理を学ぶ人にとっては不十分であることが多いです。
その点、参考書は書籍なので文の要素が省略されていませんし、詳しい参考書なら根本的な説明も多く書かれています。
なぜ問題の解き方がわからなかったのか(自分自身の問題)
ただし、問題が解けなかった原因は私にもありました。それは、公式がどのような条件で使えるか意識していなかったことです。
参考書の問題の解説を見て解けるようになったのは、その解説に「この公式はこのような場面だから使う」ということが明確に書かれていたからだと思います。
物理は教師(教材)が大事
物理は教え方によって理解度が大きく変わりやすい科目だと思うので、もし学校の授業でわからなくても、すぐに諦める必要はないと思います。
私も当時わからなかったときは、自分には物理の才能がないと思っていましたが、参考書を使って勉強して、得意とまではいかないでも入試で使える科目になりました。何より物理が面白いと思えるようになりました。
もちろん、生物選択もいいと思いますし、生物が好きなら物理にこだわる必要はないと思います。しかし、物理の授業がわからないから消去法で生物を選ぶのは少しもったいないとも思います。
物理の初学者におすすめの参考書
私が使っていた初学者用の参考書は、『漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』シリーズです。
この本は公式など基礎事項の解説の後に丁度良い難易度、量の問題がついているので、問題を解きながら理解を深めることができます。
3冊に分かれています。
力学・熱力学編
電磁気編
波動・原子編
今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。