私は、東大模試でE判定が多かったので、9、10月のとき東大を予定通り受験するか志望大学を変えるかとても悩みました。
今回は、東大から志望大学を変えない判断をした理由と、それでよかったかどうかを振り返りたいと思います。
志望大学を変えるかどうかの判断基準
私が模試で悪い判定をとっていた際、志望大学を変えるかどうかの判断基準にしたこと、すべきだったことを書きたいと思います。
東大に入りたいという熱意があるか
判定が悪いとどうしても苦しい気持ちになり、逆転合格が遠い道のりに感じました。
どうしても東大、この学部で勉強したいという強い気持ちは、東大受験を乗り越えるための必要条件だと思いました。
もし今まで、一番いい大学だから何となく目指していたという方は、一度東大のホームページを調べて具体的な志望動機を持つことは必要だと思います。
最悪私立大学に通うことになっても許容できるか
仮に東大に落ちてしまっても、中後期入試で国公立大学を受けることができますが、難易度の高い大学(東北大など)を受けるなら、合格できるとは限りません。
浪人という選択肢もありますが、受験後急に浪人を禁止されることもあるかもしれません。私がそうでしたし、私の知り合いの一人もそうでした。
もし、国公立大学に入ることにこだわりがある(私立大学は避けたい)なら、前期で志望大学のランクを下げるのも1つの選択肢になります。
ただし、それでもやはり東大を受けたければ、前期では東大を受けて、中後期入試で出願する大学を安全圏の大学にするということもできます。
合格点まで引き上げる自信と根拠があるか
当たり前ですが、入試までに合格点まで伸ばす見通しが立っているかどうかは重要な判断材料になります。
具体的には、自分が点数を取れない原因をわかっていて、入試までに改善できるかどうかです。
理科に関しては、入試形式に慣れたり知識が整理されたりして比較的直前に点数を上げやすい科目なので、秋の模試で点数が悪くても成長段階だと言うこともできると思います。
しかし、配点が高い英語と数学のどちらかが極端に取れていない状況だと、入試までに克服できるかどうかはその人次第になるかなと思います。
私が志望大学を変えなかった理由
私はというと、前述の条件は満たしていませんでしたが、家から通える範囲の大学に通いたかった事情がありました。
東工大は得意な英語のウェイトが低く、理系科目で勝負できる自信がなかった(それでも入試問題を一度は見るべきだった)ので、志望校を下げるのに丁度いい大学がありませんでした。
様々な事情を加味した結果、私は受かる可能性があるなら最後まで諦めず東大を受験するという選択をしました。
E判定からの逆転合格は可能?
この問いには、「可能な人もいるがその割合は少ない」と答えるしかないと思います。
下のグラフは駿台の第一回東大実戦の資料ですが、これを見ても偏差値が50より低い人は不合格者が多いです。
※この資料は8月時点のものなので、11月になると少し変わってくるかもしれません。また、不合格者の方が受験結果を報告しにくいと考えられるので、実際はもう少し合格者の割合は小さいかもしれません。理Ⅲは母数が少ないです。
少なくとも、他の東大受験者と同じような勉強をしていたら合格は厳しかった、と今振り返って思いました。私はその認識が欠落していました。
とはいえ、これを見て無条件に絶望する必要はないです。
読んでくださっている方がその数少ない合格者になれないとは言っていないので、今の自分と照らし合わせて判断して頂きたいなと思います。
まとめ
志望校を変えるか迷っている方は、苦渋の決断を迫られると思います。
初志貫徹しても、落ちれば志望校を変えておけばよかったと後悔するかもしれませんし、逆に志望大学を変えても、もしかしたら東大にも受かっていたかもしれないと後悔するかもしれません。
どちらを選んでも結果論として悔いが残る可能性があるので、受験生であるうちは、考えた末の自分の選択に自信を持って、全力を尽くすしかないのかなと思います。
お読みいただきありがとうございました。