私は受験生時代、塾には通わず自宅で勉強していました。Z会を受講していたものの参考書や学校を優先してしまい、全て終わらせられなかったので、ほぼ独学だったと思います。
今回は、独学を実際に経験してみての感想と反省を書きたいと思います。
ここではZ会は一旦置いておいて、独学を「参考書(と学校の教材)のみで勉強すること」と定義します。
独学は本当に最短距離?
独学は自分に合った勉強ができるから最短距離で合格できる
と書いているサイトもありますが、本当なのでしょうか。
私も高校時代はそのような言葉にも惹かれて独学を選びましたが、受験を終えた今は(結果論かもしれませんが)独学が最短距離だとは思っていません。
なぜなら、自分の実力を客観視して本当に必要な参考書を選ぶことは、時間がかかるし難しかったからです。
私の場合は、どうしても「やっててかっこいいと思われそうな参考書」に惹かれていた面があったと思います。
また、塾などの教材は、入試本番から逆算して適切な量のカリキュラムが組まれていますが、参考書はそのように作られていません。参考書がどれくらいで終わるかは予測が難しく、当初の計算よりも長引いたことが多くありました。
独学がよかった場面
ここまで独学を悪く言ってしまいましたが、独学が良かったときもありました。
それは、初学のときです。私は飲み込みが早い方ではなかったので、理系教科を初めて学ぶときは、何度も見返したり様々な本を見たりしてその都度疑問を解消できる独学の方が合っていました。
独学でない方がよかった場面
独学でない方がよかったのは、入試演習の時期でした。
参考書は特定の大学入試に特化したものではないので、やはり各大学に特化した塾のテキストの方が効率がいいのかもしれないと感じました(塾のテキストをやったことがないので断定はできませんが)。
特に、東大の理科は、あるテーマについて長文の問題が出されるので、それを読み解く力を身につけるのは、参考書だけではなかなか難しいと思いました。
独学の際の注意点
当時の反省として、勉強場所が自宅以外になかったのはまずかったです。
当時は有料自習室などを借りようか検討していましたが、自分ならできるだろうと思い込み自宅学習から変えませんでした。
しかし、機嫌がいいときはよかったものの、落ち込んだときに周りに誰もいないと勉強に気が入りませんでした。
常に行く必要はありませんが、有料自習室などの行くだけで勉強せざるを得ない場所を確保しておくべきだったと思います。
まとめ
私が東大に受からなかったのにはもっと根本的な理由があったので、独学や参考書のせいにするのは違いますが、独学の仕方に改善の余地があったことは確かだと思います。
今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。