自分が受験生時代に考えた語呂合わせで、記憶に役立ちそうなものを紹介します。ほとんどは自分で考えたものですが、もし、一般的に塾で教えられているものと同じものでしたら申し訳ありません。
α-グルコースとβ-グルコースの-OH基の位置の区別
※それぞれ2通りで表記
[覚え方]
ウエータ シタルファ
[解説]
α-グルコースはヒドロキシ基が下に、β-グルコースはヒドロキシ基が上にある(水色のマーカー部分)。
つまり、
上→β(-グルコース) 、下→α(-グルコース)
略して、
ウエータ シタルファ と覚えられる。
上の「え」とβの「ベ」の母音が同じだから(シタルファも同様)、つなげて覚えやすいと思った。
オストワルト法の第一段階反応
4NH3 + 5O2 → 4NO + 6H2O (触媒 白金Pt)
[覚え方]
借金なくても仕事しろ
[解説]
白金 4NH3 + 5O2 → 4NO + 6H2O
借金 なくても仕 事 し ろ
(4) (5 と) (4) (6)
触媒の白金が無くても反応(仕事)してくれよ、と嘆くイメージ
反応係数と触媒を同時に覚えられる。
銅と濃硝酸の反応
Cu + 4HNO3 → Cu(NO3)2 + 2H2O + 2NO2
[覚え方]
意思言ふにNO!硝酸
[解説]
Cu + 4HNO3 → Cu(NO3)2 + 2H2O + 2NO2
意 思 言 ふ に NO!硝酸
(1) (4) (1) (2) (2) (濃硝酸)
銅と希硝酸の反応との混同を防ぐため、反応係数と硝酸の濃度を同時に覚える。
銅と希硝酸の反応
[覚え方]
薄毛の散髪三人よ
[解説]
3Cu + 8HNO3 → 3Cu(NO3)2 + 2NO2 + 4H2O
薄毛(希硝酸)の散(3) 髪(8) 三(3) 人(2) よ(4)
これは私のつくったものではなく、学校の先生が作った語呂合わせです。
アセチルサリチル酸とサリチル酸メチルの用途の区別
[覚え方]
汗散るサリチル酸
[解説]
構造式
用途 解熱鎮痛剤 消炎湿布薬
高熱になると汗をかくことがあると思います。これは汗をかかなくなると熱が下がったということでもあります。
つまり、汗散ると解熱→アセチルサリチル酸は解熱鎮痛剤
サリチル酸メチルはもう一方と覚えました。
マルトースの構成
マルトース
[覚え方]
ぐるぐるマル
[解説]
マルトースの構成単糖はα-グルコースです。
ペンでぐるぐる書いていたら〇になるイメージで、グルコース2分子の縮合でマルトースができると覚えられます。
もし記憶の補助になりそうなものがあれば嬉しいです。お読みいただきありがとうございました。